なぜ、あなたはやりたいことを実現させることができないのか?
やりたいことを考えた。行動計画も立てた。
せっかく時間をかけて作ったのに、実現できない。
計画通りに進められたのは、最初の1ヶ月だけ。
計画を立てた時のワクワクも忘れ、以前と同じような生活を繰り返している。
「なぜ、いつもこんな感じなのだろうか?」
「無理な計画を立てているつもりはないのに・・・」
自分で考えた計画を忘れないような仕組みづくりをする
せっかく立てた計画も、忙しい日々を過ごしていると「気がついたら、計画のことも忘れ、以前と同じような生活をしている・・・」そんなことありませんか?無理もありません。これは誰でも起こりうることなのです。
なぜなら、やりたいことを実現させるための行動が習慣化されていないので、意識していないと忘れてしまうのです。やりたいことを忘れてしまえば、習慣化されている「以前と同じような生活」をするようになります。
やりたいことを実現させるため、継続的に行動していくには、あなたの考えた行動計画を忘れないような仕組みづくりをすることが必要なのです。
情報が多すぎて行動がブレてしまう
私たちは、日々、たくさんの情報に接しています。特にネットが普及してから、情報に接する機会が増えたと思います。
その中には、自分にとって有益な情報も含まれています。「これを参考にして、何かやったら面白そう!」そんな情報もあると思います。
自分に良さそうな情報をドンドン取り込んでいくと、やるべきことがたくさん増えていきます。その結果、やるべきことが多くなりすぎて、結局は何も達成できなくなるのです。
今、それを本当にやらなければならないのか?
様々な情報の中には、あなたにとって有益なモノもあると思います。その情報を基に新しい行動をすれば、あなた自身の成長につながるかもしれません。
でも、少し待って欲しいのです。1日は24時間しかありません。何か新しいことをやるには、今までやっていた何かをやめなければなりません。
当初考えた計画よりも優先度が高く、新しいことをやったほうが良いという判断であれば問題ありません。
しかし、「色々な情報に振り回されて、気がついたら、何もできていなかった・・・」これが、やりたいことが実現できない理由なのです。
興味あることは、何でもやってみては・・・いけない!
「興味のあることは、何でもやってみることが大切」と言う人もいます。確かに、新しいことにチャレンジすることは、自己成長のために必要な場合もあります。
でも、あなたが「やりたいことを実現できない」と困っているならば、今は「とにかく何でもやってみる」ことはやってはいけないのです。あなたのやりたいことが、コンスタントに実現できるようになった後にやるべきです。
大きな方向性を決めてから、具体的な行動計画を立てる
行動計画を立てる時に一番重要なこと。それは、「あなたは何をやりたいのか?」と言うことです。まずは、大きな方向性を決めることが必須です。それから具体的な行動計画を立てていきます。具体的な行動計画とは、「いつまでに何をやるか?」と言うことです。
例えば、旅行。まずは行きたい場所(大きな方向性)を決めてから、日程や旅館の料金、電車の時刻、周辺の観光地(具体的な行動計画)などを調べると思います。それと同じ考え方です。
定期的に振り返ることで柔軟に軌道修正する
やりたいことを決めて、具体的な計画を立てたら終わりではありません。計画を立てただけでは、やりたいことが実現する可能性は低いと思います。なぜなら、計画通りに物事は進まないからです。特に、実現するまで時間がかかる場合は、なおさらです。
そうならないためには、「定期的な振り返り」が必要です。定期的な振り返りをすることで、やりたいことを実現させる可能性を引き上げていきます。
例えば、資格取得のために毎日1時間、勉強する計画を立てたとします。しかし、体調が悪くなったり、緊急の仕事で残業することになったり、家族の世話で勉強ができないこともあります。計画通りに勉強ができなかったことで、やる気が低下し、次第にやらない日が増えていきます。最終的には勉強自体をやめてしまい、「自分はできないんだ・・・」と自己嫌悪に陥ってしまいます。
こうならないために、定期的な振り返りが必要なのです。振り返りのタイミングは、1年に1回、1ヶ月に1回、1週間に1回、1日に1回など、様々なタイミングがあります。
一般的には、振り返りの期間が短くなれば、軌道修正を素早く行うことができますが、私がオススメしているのが「1週間に1回」の振り返りです。
先程の場合であれば、「今週は仕事が忙しくて勉強できない日が1日あったから、1週間のうち1日は予備日にしてみよう」「1週間でトータル7時間勉強したらOKとしよう」といった案を考えることもできます。
「できたこと・良かったこと」は次週以降も継続し、「できなかったこと・改善点」は、なぜできなかったのかを考えて、改善点を次週の行動計画に盛り込んでいきます。
最初に立てた計画にこだわらず、柔軟に考えて、修正を繰り返していく。これが、やりたいことを実現させるための秘訣です。
定期的な振り返りで、もっと良い方法が見つかる
定期的な振り返りの効果は、他にもあります。
日々行動していくことで、新しい気づきや学びを得ることができます。それを、今後の行動計画に盛り込んで行くのです。新しい気付きや学びを得られると言うことは、自分自身が成長していることになります。
つまり、一番最初に行動計画を立てた時のあなたより、今のあなたの方が成長しているのです。
そう考えると、今のあなたで行動計画を立てたほうが、より精度の高い行動計画を立てることができます。より精度の高い行動計画が立てることができれば、やりたいことを実現させる可能性が上がると思いませんか?
だからこそ、定期的な振り返りが必要なのです。
せっかく時間をかけて作ったのに、実現できない。
計画通りに進められたのは、最初の1ヶ月だけ。
計画を立てた時のワクワクも忘れ、以前と同じような生活を繰り返している。
「なぜ、いつもこんな感じなのだろうか?」
「無理な計画を立てているつもりはないのに・・・」